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兵六座談会 大いに語る 2

神保町にある居酒屋「兵六」にて・・・・

清藤耕一氏にご紹介いただいた執筆家の高橋氏に取材方法などのお話をお伺いしながら話はWBCの話題と政治など杯を重ねつつ宵も終盤に差し掛かった頃でした。

話のきっかけは僕の話からだったように思います・・・・

WBCの決勝戦が終わった直後に僕のお店「手づくりパンの店エピ」がありますコープのサービスカウンターでのこと、静かな店内に大きな歓声が沸きあがり、日頃は野球のやの字も出ないであろう初老の女性が「勝ったわよ~イチローが打ったのよ~」と騒いでいたのですと・・・
それを見て妙に不安な気持ちになった事、何か心につかえるものがあるということを話したのです。

そこで某有名球団オーナーの意向が反映されているとか、選手の体調管理についてはどうなんだとか、未来に向けてのマイナス面の話ばかりになってしまったのですね~

そこで清藤氏がWBCの開催意義にご意見を・・・サッカーの世界から学びなさい!と・・・・
すると高橋氏が「それは違う!」と反論します。現場はオーナー達は、
そして選手は、ライターはと熱く熱く、周りから見れば言い争いかと思うほど熱く語るのです二人とも・・・・
そうなんです!スポーツを題材に文を書き綴る経験の持ち主である二人には共通の思いがあるのです。野球界の発展!面白く楽しめるスポーツであり続けていてほしいこと、現状にわずかな違和感を感じていること、どうしていくべきなのか模索する自分への不安・・・・
熱くなる根底は「野球が好き」なのです!

僕たちが子供の頃に感じた、憧れたプロ野球が少しずつ変わってきている事が本当によい方向へ向かっているのか不安なんです。

僕も不安に思います「イチロー」「岩隈」「青木」テレビで何度も連呼されたプレーヤーの名前を気軽に語る子供、女性、おばあちゃんがいて本当は認知度が上がって嬉しいはずなのに心から喜べない・・・・

WBC日本代表に選手を出さないという監督、主力が今年一年を活躍していけるのか?4番不在の最下位だった球団はどうするんだ?・・・・
コミッショナーが優勝を喜び日本の経済にもチカラを与えたと言いました。ペナントレースを見にどうぞいらして下さいと何故発信しないのかなど心のどこかに疑問も残るのです。

開催主であるアメリカでは球団オーナー達からの選手起用の注文に縛られてプレーしたメジャーリーガー達のどこか冷めたコメントの数々、トーナメントであるのに5回もWBC韓国代表と対決しなければいけなかったこと、お互いを称え合えない雰囲気・・・・
そんな問題に本気で向き合う気持ちがあるのかどうか・・・
こんな思いが心のどこかにくすぶっているのです。

店主の「看板です」の一言に皆我に帰り、お店を後にしました。

高橋氏とは再会を約束して別れ、帰りの電車の中で一日を思い返したのでした。

注・言葉の発し方など、特別配慮して記載しました。日頃のお二人をご  存知の方などご想像してお読み下さい。
  過激な内容は割愛いたしました(笑)

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2009.03.28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 未分類

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プロフィール

fukuda

Author:fukuda
1965年生まれ・・・
読売巨人軍が9連覇をスタートさせた年に生まれました
ジャイアンツのコーチであった父親をとおして
子供の目で見てきた「プロ野球」についても綴っていきます
批判も含めた、コメントをお待ちしております!

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