オシム氏の記事から
7月1日付けの朝日新聞スポーツ欄「オシムの目」より
「 PKを失敗した駒野を責めないでほしい。駒野も自分を責めないように。PK戦はサッカーではない。 」
を読んで。
さすがにオシムさんだなーと感心した。
パラグアイ戦での駒野選手のPK失敗については、もちろん責める気持ちは、彼自身以外は誰も持っていないだろう。
PK戦についても、圧倒的に蹴る者が有利な状況の中で精神的な戦いで試合の決着を図るという
技術以外の要素が勝敗を分けるのだから・・
当たり前のコメントを、読者と駒野選手自身に優しさと哲学的思考で語りかけるところが、オシム氏らしい。
日本では、スポーツ界のトラブルがニュースを賑わせているが
泣きじゃくる選手たちと、駒野選手に声をかけて励ますパラグアイの選手たち
また、同じピッチには北朝鮮も立っていたのだ
お互いに、同じ時間を持ち合い
一つのボールを蹴り合うこの競技・・・・
貧困や戦争、政治の思想を超えて集う「ワールド・カップ」という舞台と「サッカー」というスポーツの
純粋な一面の、本当の底力を感じた。
テーマ:2010年FIFAワールドカップサッカー - ジャンル:スポーツ
2010.07.01 | コメント(0) | トラックバック(0) | サッカー
