朝日新聞 3月30日 社会面の記事を読んで
朝日新聞の 3月30日 社会面の中で「悲痛な心の叫び」を聞いた・・・
陸前高田市米崎町の脇ノ沢地区
同市の消防団米崎分団の大和田祐一さん(46)は
津波に流されて壊滅した町で、瓦礫の中を今もなお人の姿を探している
発生から2週間以上が経ち、生存している人は見つけることが出来ない・・・
その中を行方不明となっている人たちを、ひとりでも多くの遺族に帰してあげたいと
想像を絶する苛酷な環境の中で、その一念で活動する多くの人たちがいる
大和田さんは言った
「気安く(頑張れ)と言ってほしくない。これ以上何を頑張れというのか。何をどう復興していけばいいのか」
この記事を読んだ瞬間
両肩を大きな手で摑まれて前後に激しくゆすられているように感じた。
各界で活躍しているスポーツ選手や歌手、俳優たちが「頑張れニッポン!」と何度も呼びかける
テレビ・コマーシャル・・・・
ココロの中で素直に呼びかけに応えられない感情・・・
どうしてだろう?・・・
そう思っていた。
「頑張れ」「一生懸命」「みんなで」・・・・・わかりますけど
そんな次元ではないのですね。
本当に僕達に出来ることはなんなんだろう・・・
あ・・・
もしかしたら、この未曾有の災害は傷口をもっと小さく出来たんじゃないかな?
中央防災会議でも、もっと最悪の事態を想定して避難経路の徹底や国民総出の訓練など
何のために有識者という人たちが集まって「知恵」を出し合ってたんだろう・・・
会議の最中に災害以外の雑談なんかしてないよね?・・・
必ず地震が来ると言われていたのに、本当に命を守るために政治は動いていたのか
原発も飲み込んだ大きな津波は「想定外」だったのかもしれないが
その大きな波は、あまりにも多くの命と幸せ、生活を飲み込んでいっているんだ
そのことの重大さに・・・本当の意味に気づいているのだろうか。
2011.03.30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 野球
