福島第一原子力発電所の事故被害者に対する損害の賠償について
政府は深く関与していくことを明言した
退避を余儀なくしなければならなくなった地元住民や高放射能汚染地域の住民が
移住するための支援、農業や漁業に対する高額な保障などを
国が東京電力を支援しながら、滞りのないように行うための機関を設置することなどが
伝えられている。
ただ、炉心溶融(メルトダウン)が進んでいることが確認された現在
速やかに炉に水を注水し、水棺状態で冷却して安定した状態にする工程が
「まったくの白紙」になったのは言うまでも無い・・・・
その事によって生じる今後の問題は非常に深刻
汚染水の垂れ流しや、再爆発の危険性なども含まれているが
予想以上に拡散していた放射性物質の存在は「やはり」なという事になっている
千葉、東京はもちろんのこと、遠く静岡県でも放射性物質の影響が露呈しているからだ
福島県の近海も汚染が進む(既に汚染されている)ことは間違いなく予想できる。
次々に汚染状況は拡大、地域は拡散していく
そうなれば、保障の範囲は広がり続け、その額は驚くほど高いものになる。
早急な枠組み作りよりも「今必要なのは」広がる可能性を予想しつつ
丁寧に情報を公開し国民に説明していく努力だろう
それに過去の検証もかかせない・・・歴代の原発推進議員の役割と自民党の責任だ
高速増殖炉もんじゅ、青森の六ヶ所村での使用済み核燃料の現状など
明らかにしていかなければならない事は山ほどある
そのことに真摯に取り組めない「政府」と「東京電力」なら、なくなってしまうほうが良い。
気が重い・・・・・
福島はチェルノブイリ以上の最悪の事故だったことを再確認したからだ。
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2011.05.14
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| 原発
中部大学 武田邦彦氏のホームページより
千葉県の一部の市町村に放射線量の高いスポットがあるとの事です。
リンクを貼っておきます!
参考にしてください。
千葉のホット・スポット
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2011.05.11
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| 原発
自民党が推進してきた「原子力発電の推進」にブレーキが掛けられた
福島第一原子力発電所の事故を受けて、政府は浜岡原子力発電所の全停止に続いての
踏み込んだ「政治判断」になる。
現在、各地にある原子力発電所は稼動しているものを除いて
検査中の炉の再稼動は、首長を筆頭にした住民による判断を仰ぐ形になっている
正気で考えれば「再稼動」は拒否されていくはずだ
東海地震も含めて、マグニチュード7以上の可能性がある地域は首都圏を中心にして
広範囲にわたる・・・・
東日本大震災の例も挙げると、このような地震によるこのような被害という想定は無いに等しい
現在稼動している原子力発電所の直下で地震が起きうることも「0パーセント」では無いのだ
原子力発電所については建造し運転した後には使用済み燃料の保管や廃棄、廃炉にするにいたっても
高額のお金が必要になる
作れば「永久」に稼動し潤沢な電力を供給し続けるような錯覚に陥ってはいけないのだ。
自民党が推進してきた「原発」には影に隠された「利権」があることも忘れてはならない
電力会社が協力企業を作り出し、旧 通商産業省(現 経済産業省)の天下りを引き受ける・・・
建設や設備に関わる企業からは献金を受け取るという「マネーロンダリング」だ
天下りについては、政策遂行の成績に準じた国家公務員の給与見直しなど
政治家による「国家公務員法」の見直しから始めなければならない
しかし「立法府」である政治は
国家公務員に襟を正されれば、「うまみ」が逃げていくという・・・悪循環だ。
東日本大震災と福島原子力発電所の事故を受けて日本は新しい姿勢で国策を練らねばならない
「エネルギー政策は白紙からの議論」に・・・菅さん!
もうそろそろ、新しい政治家と真に優秀な官僚達が目を覚まし
経済界や政界から、利益に群がる古い人達には「ご退場」願わないといけないんじゃないか。
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2011.05.10
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| 原発
福島第一原子力発電所近辺の海中から「ストロンチウム90」が検出された問題
判ってはいたが、やはりショックだ・・・・
カルシウムに非常に似た構造で骨に付着し長期間、放射線を発して付近の細胞を傷つけていく
ヨウ素やセシウムに比べて、検出に時間がかかるとはいえ
環境や付近の生態系に影響を強く与える物質だ
なぜ?いち早く検出を行い公表しなかったのか。
ストロンチウムが検出されたことで、プルトニウムも流出しているのは間違いがないだろう
付近の魚介類の汚染は、おそらく長期間に及び次第に首都圏の食生活に大きな影響を及ぼす
海で生活の糧を得ている人達には「風評被害」という言葉で片付けずに
徹底したモニタリングと詳細な検査を行い
将来の想定被害を算出して
東京電力への被害認定を迫ることが必要になるだろう!
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2011.05.10
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| 原発
菅直人首相の、浜岡原子力発電所原子炉を全て運転停止するという決断には敬意を表したい
浜岡原発での震災による放射能漏れの恐怖が
自分達の身に(偏西風に乗って)降りかかる可能性の高さに背中を押された感は否めないところだが
とりあえず「止めよう」という判断は間違ってはいない
しかし、よく考えてみれば・・・
この東海地震の震源域で活断層の真上に立地させた「決定」に至る「過程」の検証に踏み込まず
これからの「恐怖」に備えるという考えで良いものなのだろうか?
福島第一原発では、施設の老朽化に加えて津波対策と電源の喪失対策の不備を露呈し
取り返しのつかない事態を招いてしまった。
日本の政治に決定的に足らないものは
国民の目線での政策と、長期の展望、過去の政策の検証だ!
政策には、今現在の政治家や官僚の私利私欲が隠されている・・・・
過去の政策の検証がもたらすものは
「緊張感」と「正当性」なのだ
それは後に「国益」となって「国民」に分配される
この浜岡原発全炉停止には、残念ながらその「決意」は見られない。
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2011.05.07
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| 原発
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